ハワイのスイーツといえば何をイメージしますか? パンケーキ、マラサダ、シェイブアイス、クッキーいろいろありますが、今回は超ローカルスイーツ「バターモチ」をご紹介します。
ハワイのバターモチとは?
「バターモチ」と聞いて、2019年ころからSNSで話題となっている秋田県のご当地スイーツ「バター餅」を思い浮かべたかたもいらっしゃると思います。秋田のバター餅はお餅がベースなのでなめらかな舌触りですが、ハワイのバターモチは大福や求肥にも使われるもち粉で作るので、もちっとした食感のケーキやフィナンシェのような食感です。
ハワイのバターモチのルーツは諸説あるようですが、『モチ』と名付けられていることから、日本人が深く関わっていることが分かりますよね。お餅は、1800年代のプランテーション時代に働きに来た日本人移民によってハワイに最初に持ち込まれたそうです。
また、バターモチはインドネシアとフィリピンにある焼き餅の一種『ベビンカ(Bebinca)』にとても似ているそうです。いろんな文化が混ざり合った独特の食文化を知ることはとても楽しいですね。さすが、多くの移民から成り立っている島国ハワイです。ハワイを訪れたさいには、ハンバーガーやパンケーキなどももちろん良いですが、ぜひハワイならではの食べ物も食べていただきたいです!
バターモチはどこで買える?
ハワイの “定番スイーツ” といっても、私はハワイのレストランのメニューでは稀にしか見たことがありません。たまに、スーパーやプレートランチ屋さんで見かけますが、取り扱っているお店はそれほど多くはありません。
ハワイのスーパーやドラッグストアではパンケーキミックスのような「バターモチミックス」が売られていて、家庭で簡単に作ることもできます。ルアウなどのハワイ料理を提供するお店で食べたことはありますが、あくまでもバターモチは家で作る “家庭の味” といったところでしょうか。
ココナッツを多めに入れたり、バターたっぷり、チョコレート、カスタード、ポイ(タロイモ)、ウベ(オキナワヤマイモ)味など様々なアレンジがあります。以下、私が食べて印象的だったバターモチを紹介していきます!
ミロ・カイムキの『バターモチ』
コロナ禍の2020年9月にでミロ・カイムキでテイクアウトしたお弁当に入っていた、2センチくらいの小さなバターモチです。ココナッツのしゃりしゃりした食感があり、ほどよい甘さでおいしかったです。
リリハベーカリーの『シナモンバターモチ』
ホノルルのリリハベーカリーでは、シナモンシュガーがたっぷりかかった、ザクザク食感が楽しい『シナモンバターモチ』が販売されています。リリハベーカリーのバターモチはケーキ感はなく滑らかな舌触りで、「すあま」の食感に似ています。
ビッグアイランドキャンディーズの『モチブラウニー』
2020年にビッグアイランドキャンディーズから発売された『モチブラウニー』は、バターモチとブラウニーのハイブッド商品です。