私は2019年5月にハワイで永住権を持っている日本人と結婚しました。私たちは子どもを望んでいたので、すぐに妊活をはじめました。結婚を機に食事や生活リズムを見直し、その甲斐あって、9月に妊娠することができました。
今回は、ハワイでの妊娠期間中に心掛けた食生活をご紹介します。
つわり
妊娠初期はつわりに悩まされました。なかなか食べ物が喉を通らず辛い日々が続きました。そのなかで、ホールフーズで販売されている一口サイズのスイカとメロンのフルーツミックスが唯一食べられるものでした。このフルーツミックスを夫に頻繁に買ってきてもらい、それで乗り切りました。
葉酸
つわりが落ち着いたあと、よく言われている通り葉酸を多く含む食材を積極的に取り入れました。枝豆、ほうれん草、アスパラガス、ブロッコリー、アボカド、いちごなど、ハワイでも手に入りやすいものばかりです。葉酸サプリメントの摂取も推奨される場合があるようですが、私は摂取しませんでした。
鉄分
こちらもよく言われている通り妊娠中は鉄の需要が高まるので、鉄分を多く含む赤身の肉、鶏肉、魚、豆類、緑黄色野菜などを積極的に食べるようにしました。しかしそれでも、定期検診で鉄分が不足していると指摘されたため、産婦人科の先生の勧めに従い鉄分のサプリメントも摂取し始めました。
魚介類
ハワイ州衛生局が発行する、魚介類の水銀リスクを管理するためのガイドラインが記載されたリーフレットを病院で受け取りました。このリーフレットは、ハワイならではの食文化に基づいた有益な情報が詰まっており、大変役立ちました。
リーフレットには、ハワイでよく食べられる魚介類を4つのカテゴリに分け、妊娠中の摂取目安を示しています。
1. 食べるべきではない魚
- クロカジキ(Pacific blue marlin)
- サメ
- メカジキ(swordfish)
2. グループA(2週間に1回未満の摂取に控えるべき)
- マグロ類(アヒ)
- カマスサワラ(オノ)
- アカマンボウ(opah, moonfish)
3. グループB(1週間に1回未満の摂取に控えるべき)
- カツオ(アク)
- ツナ缶
- タラ(cod, butterfish)
- ハタ(grouper)
- オヒョウ(hailbit)
- シイラ(マヒマヒ)
- マカジキ(ナイラギ)
- オレンジラフィー(orange roughy)
- スケトウダラ(pollock)
4. 妊娠中でも量を気にせず食べて大丈夫な魚介類
- メアジ(アクレ)
- サバヒー(ミルクフィッシュ)
- ナンヨウアゴナシ(モイ)
- ボラ(mullet)
- クサヤモロ(オペル)
- サーモン
- フライパンで丸焼きできるサイズの小魚全般
- イカ
- タコ
- ホタテ
- エビ
参考資料:『A Local Guide of Eating Fish Safely: For Pregnant Women, Nursing Mothers, Young Children』ハワイ州衛生局
まとめ
ハワイでの妊娠期間は、食生活の選択からも新たな発見と学びがありました。つわりは辛かったですが、そのあとは葉酸や鉄分の重要性、魚介類の選び方など、母子の健康を第一に考えた食生活を送ることができました。この記録が、これからハワイでママになる皆さんにとって役立つ情報となれば幸いです。